和歌浦の昭和レトロな明光商店街を散策
明光商店街とは
和歌浦、紀州東照宮、和歌浦天満宮、不老橋に玉津島神社など
見どころの多い和歌浦エリアにある「明光商店街」は、昭和の雰囲気を色濃く残すレトロな商店街。
昔ながらの看板や建物が今も残り、地元の人々の買い物風景や昭和レトロな雰囲気が感じられる場所です。
今回はそんな明光商店街を実際に歩いて、その魅力や現在の姿を記録しました。
「観光地っぽくない場所」が好きな方や、レトロなまち歩きが好きな方にぜひ読んでほしい内容です。
明光商店街の場所
明光商店街の近くには電車は走っておらず、県外から電車でお越しの方はバスを利用してください。
バスでお越しの方は、南海和歌山市駅より和歌山バス新和歌浦行き乗車、玉津島、不老橋バス停下車、観光しながら明光商店街を目指すのがおすすめ。
駐車場は?
駐車場が商店街周辺にないのが難点。
和歌浦周辺を周りたいって方は、こちらのコインパーキングか、新和歌浦漁港内の駐車場がおすすめ。
タイムズの駐車場は少し高めで60分400円/以降30分200円。
1日最大1,000円となっています。
新和歌浦漁港の駐車場は1日または1回400円、7、8月は600円(普通車)となっており、漁港に停めるのがオススメ。
明光商店街
明光商店街の入り口はこちら。
商店街のアーチはここにのみ設置されています。
レトロ感はないアーチですが、あるだけで商店街って感じがしてテンションが上がります。
和歌山市内の商店街では一番活気あるんじゃないでしょうか。
音羽家 お弁当が大人気
明光商店街入り口すぐにある、音羽家は弁当を販売しています。
商店街入り口で車の出入りが激しいのは、皆さん弁当を買いに来ている感じ。
美味しいと評判のようで人気のお店。
営業時間は10:00〜15:00
定休日は、水曜日と日曜日です。
百五青果物店と春栄堂
写真手前の百五青果物店は奥に長い店で、計りが吊り下げられており
レトロで良い感じ。
その隣の春栄堂は和歌山では有名なお店。
昭和元年創業でシュークリームが人気。
表面がカリッと、中身はフワッとの『シューパリ』をぜひ!
営業時間は8:00〜17:30
定休日は水曜日と日曜日。
いもおと和歌浦店
明光商店街の中では一際目立つ建物のいもおと。
風見鶏までついてます。
婦人服を販売しているようです。
和歌浦店となっているので、他にも店があるのかな?
そう言えば、七曲市場の近くで同じ名前の店を見たぞ。
七曲市場近くの『いもおと』
こちらが七曲市場近くの『いもおと』
おそらく同じ店だと思うのだけど‥どうなんだろ?
松本薬局 明光支店
歩いて来た道を振り返ると、少し坂道になっているのがわかる。
そしてある事に気がついた。
実はこの写真は少し以前の写真である。前に書いた記事を再編集して新旧の写真を使っています。
こちらの写真の道路はアスファルトですが、上の写真は石を貼ったような感じに。
そんな大工事いつの間に!って思い調べてみると。
ストリートプリントってのがあるみたいです。
アスファルトは温めると柔らかくなり、柔らかくなった表面に石畳やレンガ敷きのような型押しする。
その上に路面強化着色材に着色、コーティングするよう。
正直、写真を見比べるまで気づきませんでした。
松木本店
明光商店街の目玉と言えば『松木本店』
この店の歴史も相当古く、正確な時期はわからないものの明治13年(1880年)には店が
あったようです。
そうなると店の歴史は140年以上ですか。
いつもなら店先に本を並べているのですが、この日は雨上がりで屋根からの雨垂れがあっ
たので、店先に本は並べていませんでした。
ボンカレーのホーロー看板。
昭和43年に誕生した大塚食品のレトルトカレー。
昭和43年〜49年にかけて作られた看板。
こちらは女優の松山容子さんの青い着物バージョン。
まだまだ状態は良さそうだし、ここに在り続けてほしいですね。
ヤマニ鮮魚店
写真の右側一番手前がヤマニ鮮魚店。
平日はこちらで8:00〜12:30
土日祝は新和歌浦のおっとっと広場にて営業。
10:00〜14:00まで
定休日は水曜日。
今までの写真を見た感じだと、人が少ないように感じますが
そんな事はなく買い物客で賑わっていました。
それでも昔のような賑わいはなく、他の商店街と比べるとですが。
商店街から路地に入ってみる
ヤマニ鮮魚店の手前の路地に入ってみる。
この辺りもかつては商店街だったであろう面影が残る。
左側にゴトウ本店、右側の建物には春栄堂の文字が見える。
春栄堂の歴史はここから始まったのでしょうか。
さらに進むと、これはまた歴史ありそうな建物が。
はとこ洋品店
今井精肉店と橋本青果店
今井精肉店は営業時間9:00〜17:00
定休日は日曜日です。
コロッケや唐揚げなどの揚げ物は午前10:00〜午後1:00まで。
豆腐萬(閉業)
明光商店街はそれほど規模は大きくはなく、こじんまりとした商店街ですが
シャッターがおりた商店は少ない。
最寄駅はなく、商店街の駐車場もないが、地元の方に愛されている商店街だと思う。
明光マーケット
こちらの明光マーケットも明光商店街の見どころ。
現在は営業はしておらず、かつては多くの店が明光マーケット内にあったようです。
ファミリー喫茶アオキの看板から、当時は2階に喫茶店があったのかと想像してしまいます。
商店街から路地に入る Part.2
次は明光マーケット横の路地に入ってみる。
商店街周辺の路地も面白く、探検してみるのも楽しい。
商店街から路地に入った所にも商店跡があったりする。
こちらは薬屋さんだったような雰囲気。
ここはたしか郵便局近くの路地だったかな?
平尾商店
再びメインの通りに戻ります。
写真の右側手前が平尾商店。
炭火を使ったこだわりの焼き鳥が人気。
営業時間は9:00〜16:00
定休日は日曜日です。
あしべや
青果物店が多く三軒目ですね。
この辺りまでが明光商店街かな。
ストリートプリントもここらで終了。
距離にすると少し短く物足りない感じはしますが、商店街から路地に入って散策してみるのも面白いですよ。
あとは東照宮や紀州天満宮、不老橋から玉津島神社。さらには和歌浦観光遊歩道、少し足を伸ばして雑賀崎まで見どころはかなりあります。
さすがに全部歩くと大変なのでバスなんかを利用して周ってみてください。
アーケードがあった頃の明光商店街
実は明光商店街、かつては一部アーケード商店街だったんです。
ちなみに2009年撮影。
残っていたのがこの一枚だけという残念な事‥
もっと記録しておけば良かったと後悔しています。
ここからはなんと当ブログを見てくれた方から写真を提供していただきました。
2007年頃の撮影のようです。
過去の貴重な写真を本当にありがとうございます。
こちらは松木本店の前からの撮影ですね。
奥にはアーケードが見え、まさに昭和の雰囲気が凄くてたまりません。
こうして見てみると凄く変わったなって感じますね。
松木本店にも沢山の本が並んでいます。
ここだけは何処かわからなかった。
しかし当時を知る方にはとても懐かしい風景だったのではないでしょうか。
2009年に一度訪れただけの私でも凄く楽しめましたからね。
私の今撮っている写真もいつか、こんな風に誰かの役に立てれば良いなと思います。