湯浅町のレトロな町並みを散策
X-Pro2 + XF35mm F2 R WR 和歌山県有田郡湯浅町大字湯浅
湯浅町とは
和歌山県有田郡にある湯浅町。
紀中地域に属しており、有田みかんで有名な有田市に隣接しています。
そんな湯浅町は醤油発祥の地として知られており、さらには古い町並みも残っている事
(湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区)から多くの観光客が訪れます。
私も湯浅町が大好きで。他府県の方に和歌山観光のおすすめは?っと聞かれたら真っ先に出てくるのが湯浅町。
それぐらい私は湯浅町が大好きなのである。
とにかく観光地観光地していない感じ。
あと湯浅の方々の親切な事。
気軽に声をかけてくれて、色々親切に教えてくれます。
無料の休憩所などもあり、お茶を出してくれたり、おすすめの場所なんかも教えてくれます。
そんな大好きな湯浅に少しでも多くの方に訪れてもらえるように、湯浅の魅力を紹介できれば良いなと思います。
湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区とは
保存地区は旧市街地の北西に位置し、東西約400m、南北約280m、面積にして約6.3ヘクタールに及びます。
16世紀末期頃に開発されたといわれる北町鍛冶町、中町、濱町を中心とする醤油醸造業が最も盛んであっ た一帯にあって、『通り』と『小路』で面的に広がる特徴的な地割と、醸造業関連の町家や土蔵を代表とする近世から近代にかけての伝統的な建造物がよく残さ れている地区です。
醤油醸造など商工業を中心に発展した湯浅の町並みは、その重厚な歴史的風致を今日によく伝えていることから我が国にとって価値が高いと評価され、平成18年(2006)12月19日に全国初の醤油の醸造町として、国の『重要伝統的建造物群保存地区』に選定されました。 湯浅町観光協会より引用
アクセス
●車での場合
大阪→近畿自動車道→阪和自動車道→国道42号線→湯浅 (約一時間半)
阪和自動車道有田I.Cで降りる方が解りやすいかも。
●電車の場合
新大阪・天王寺→湯浅 きのくに線(特急くろしお)
新大阪より約1時間30分
天王寺より約1時間10分
湯浅町観光用駐車場
観光地なのに駐車場が無料なんてありがたい事です。
湯浅観光の際には利用してみてください。
ただ湯浅駅の方まで足を伸ばす方は、少し大変ですが歩いて行くか、駅前にコインパーキングがあるのでそちらを利用してください。
散策ルート
湯浅伝建地区 北町通り
まず紹介するのが、こちら北町通り。
他にも鍛治町通り、中町通り、浜町通り、新屋敷通りがあります。
2025年5月に久しぶりに湯浅町に訪れる。
久しぶりに訪れた湯浅町は以前と変わりない町並み。
この日はゴールデンウィーク明けの平日と言うこともあり、観光客は少なかったです。
右側の手前の建物の軒先にあるのは『オダレ』じゃないですか?
御坊市の記事に書いたやつ。
津浦家
こちらも綺麗に手入れがされています。
津浦家は文化8年(1811年)に湯浅町の別の場所にて麹製造業を開始屋号『内伝(ウチデン)としていた。
安政元年(1854年)の地震による津波で被災し、現在のこの場所にて営業を続けました。
この主屋は明治11年の建築で、他にも大正期の座敷棟や昭和初期の土蔵などかあり
現在は手作りの行灯や、麹文化の資料館となっています。
ここは以前は魚屋さんだったのですが、現在はやっていないのかな?
暖簾の魚の絵が素敵だったんですよね。
2017年撮影の写真があるので見てください。
昔ながらの魚屋さんって感じで、湯浅の町並みをより良くしてくれていました。
焼き魚の上をクルクル回って虫除けの役目のやつ何て言うんですかね?
こちらが魚の絵が描かれた可愛い暖簾。
いや、これ刺繍かも。
現在に戻りました。
看板もかわいいですね。
橋本歯科
こちらは歯科医院。
町屋のいたる所に飾りが飾られています。
こちらにはミニチュアの家具やダルマがディスプレイされています。
今回の訪問時は、ゆあさ端午の節句飾りなるイベント開催されており、町屋の所々で五月人形が飾られており、道から見れるようになっていました。
湯浅の路地も魅力的です。
また別の記事で路地も紹介していきたいと思います。
旧戸津井醤油醸造場
江戸文化年間創業の醤油醸造場。
江戸文化の文化は年号で、1804年から1818年までの期間らしい。
主屋は昭和11年(1936年)の建築。
北町茶屋 いっぷく
古民家を改装したカフェ『いっぷく』
この日は残念ながら定休日でしたが、湯浅観光で歩き疲れたならここでいっぷく。
抹茶ぜんざい、パフェにケーキ、カレーうどんや、夏にはかき氷も。
営業時間は午前11時〜午後6時まで。
定休日は月曜日(祝日の場合は翌平日)
紀州湯浅古民家町屋宿泊 千山庵 SenzanAn
1日1組限定の貸切のお宿。
築130〜150年の町屋を改築。
一度でいいからこんな宿に泊まってみたい‥。
おみやげ処 ふみよ
湯浅のお土産屋さん。
色々な商品があり、お気に入りが見つかるはず。
奥には五月人形が展示されていました。
たしか以前はこの看板なかったなぁ。
このくらいなら全然良いけど、変にレトロを意識しすぎず、今まで通りでも十分魅力的な場所ですからね。
庵茶屋の和
ハンドメイドアクセサリーや焼き物、手芸品を販売しています。
営業時間は午前10時〜午後4時
定休日は火曜日。
太田久助吟製
この記事の最初の写真と同じです。
太田久助吟製のお店の前。
ここは皆さんよく写真を撮ってる場所ではないでしょうか。レトロなポストが良いアクセントに。
あれ?ポストの位置が変わってる!
この写真は最新のもので、一番上のは古い写真です。
なんとまぁ、こうして見比べないと気づきませんでした。
この太田久助吟製、建築年代は江戸末期頃。
元は醤油醸造家でしたが、現在は金山寺味噌を製造販売しています。
オンラインショップもあるので気になった方はぜひ。
スパイスカレーのチャッピー
ちょっとわかりにくいですが、左側手前の建物。
こちらも前に訪れた時にはなく、2025年2月にオープンしたようです。
Instagramでメニューを見ましたが、めっちゃ美味しそうでした。
次回は食べてみたいです。
小川酒店
お酒は飲めないので買うことはないのですが、紀州の地酒が販売されていました。
角長 (加納家住宅) 国指定有形文化財
天保12年(1841年)創業。
醤油発祥の地、湯浅にて鎌倉時代より受け継がれてきた伝統の醸造法を現代に伝える
湯浅で唯一の手作り醤油の醸造蔵です。
国指定有形文化財になっていますが、指定されたのが令和4年みたいです。
もっと以前に登録されているのかと思いました。
他にも土蔵や醤油蔵など全11棟が指定されています。
角長醤油職人蔵
角長店舗向かいには角長醤油職人蔵があり、醤油博物館となっています。
浜町通りから見る角長。
こちらもよく撮影されている場所ではないだろうか。
角長(加納家住宅) 醤油蔵
こちらは醤油蔵で、もちろん有形文化財に指定されています。
さすが地区内最大規模の敷地有する角長、この敷地内には幕末から明治にかけて
建設された建物が残っている。
非常に歴史的価値ある建物で、後世に残していきたいですね。
大仙堀
大仙堀は湯浅湾に注ぐ山田川(北川)河口に造られた内港です。
築造年代は江戸時代と考えられているようです。
この内港で醤油や原材料が積み下ろしされていました。
醤油蔵から小船に積み込まれ、沖に停泊している大型船に積み替えていたようです。
写真は引き潮のタイミングだったので、船は入れませんね。
こちらから北町からは見れない角長の蔵が見えます。
左端が土蔵、壁面に文字が書かれた蔵が穀蔵、その隣が麹室になっており
もちろん国指定の文化財になっています。
石積みの護岸に醤油蔵が立ち並ぶ様は一見の価値あり。
レトロな町並みが好きな方には間違いなくオススメ。
そうでない方も湯浅に来てみると、きっと好きになるんじゃないでしょうか。
湯浅町の他のオススメ記事
鍛治町通り編
道町通り編
甚風呂編