和歌山県橋本市『ほんまち商店街』跡を歩く
昭和の香りが色濃く残っていた、橋本市のほんまち商店街。
今ではその姿を見ることはできませんが、かつては人々でにぎわい、アーケードの下には笑顔があふれていました。
この記事では、失われた街並みの記録として、当時の貴重な写真とともに「ほんまち商店街」の姿を振り返ります。
- 和歌山県橋本市『ほんまち商店街』跡を歩く
- 変わりゆく景色と変わらない景色
- 解体前の昭和レトロな『ほんまち商店街』
- 2013年 解体が進む『ほんまち商店街』
- 現在の應其寺周辺の路地を散策
- 今も残る昭和の気配
- 橋本市周辺のオススメ
ほんまち商店街跡はこの周辺
車でお越しの方は、JR橋本駅前に駐車場があるのでご利用ください。
変わりゆく景色と変わらない景色
應其寺
この辺りには『ほんまち商店街』という、非常に魅力的な商店街がありました。
私がカメラに趣味にする前に一度訪れ、後に訪れた時には、ほぼ解体されていました。
現在は道も広くなり、新しい住宅が建ち、ここに商店街があった事を感じさせないほどに
変わってしまいました。
應其寺がここになければ気づかないほどです。
あの当時は写真を撮ることに興味がなく、写真がないのが悔やまれます。
ところか前回もお話ししましたが、このブログを読んでいただいた方から貴重な写真の提供をしていただきましたので見ていきましょう。
解体前の昭和レトロな『ほんまち商店街』
国道24号線沿いに『ほんまち』と大きく書かれたアーチがあり、昭和の匂いがプンプンするレトロ商店街好きにはたまらない佇まいです。
アーケードのようですが、これはシェードの屋根と言えばいいのでしょうか?
こんな感じで、ところどころ屋根がない部分があります。
おそらく下から何らかの方法で畳めるようになっているはず。
屋根をよく見ると、両側に畳んでいる箇所があります。
こちらは上の写真の入り口から入った場所だと思います。
しかしこれはレトロ好きにはたまらないですね。
もう見れないのが悔やまれます。
この場所は私も覚えています。
カメラを始める前に仕事で訪れたのがこの辺り。
あの日の衝撃は今でもよく覚えています。
色々な商店が並び、かつて賑わっていた面影が感じられます。
上からぶら下がる照明も素敵ですね。
夜はどんな感じだったんだろう。
そして、こちらが應其寺前ですね。
現在の写真と比べて見ると全然違いますよね。
應其寺手前には木造三階建の『料亭 吉兆』があります。
写真には地元の子供達が写っており、見ているだけで懐かしい気持ちになる一枚ですね。
2013年 解体が進む『ほんまち商店街』
ここからは私が撮影した写真に戻ります。2013年撮影。
應其寺から見た『ほんまち商店街』
もうこの時には随分解体されており、かろうじて商店街のアーチやアーケードが一部残っていた状態。
商店街の解体は区画整理のためのようですね。
狭い道だったので大きな車も入ってこれないだろうし。
それでも寂しいですね。
現在の應其寺周辺の路地を散策
気を取り直し、應其寺の前を通り駅に戻るように歩いていきます。
こちらも細い路地が続きます。
細い路地+坂道は大好きですね〜。
和歌山では、そんなにないんですよね。
前にとても印象的な建物が。
なかなか思いきった色の外壁ですが、古い街並みに違和感なく溶け込んでいる気がして、私は好きです。
ポニー美容室
別アングルから。
朱色の建物は美容室でした。
看板が昭和の雰囲気が漂う素敵な店です。
路地にあるのがポイント高いですね。
昔からの建物も多いですが、古い建物を解体し、新しい家が建っている場所もかなりある。
写真はそういった新しい建物は写らないように、写真を撮っているので実際に訪れてみると、少し違う感があるかもしれない。
そこはご了承ください。
今も残る昭和の気配
ここを抜けると駅前の通りに出ます。
JR橋本駅前の通りに出てきました。
今回はこれにて終了です。
ただ、今回も写真撮り忘れ、まわれていない場所があるので、後々追記して完成度をあげていければと思います。
最後に
商店街が姿を消しても、そこに流れていた日常や記憶は、今も心の中に残っています。かつての風景を記録に残すことが、未来の誰かの“懐かしさ”につながるかもしれません。