Record of Wakayama

和歌山県内の町並み、レトロな商店街、歴史的建築、観光スポットを写真に記録しています。地域の今と昔を歩いて感じる“和歌山まち歩き”ブログです。

【湯浅町】熊野古道が商店街を通る唯一の場所「道町通り」|歴史と風情を感じるまち歩き

商店街に熊野古道が通る『道町通り』を散策

熊野古道 道町通り

鍛冶屋町通りの一筋東側にある道町通りは、熊野三山へと続く『熊野古道』の宿場町として栄えた場所。

そして熊野古道が商店街を通る唯一の場所なんです。

現在の道町通りも、歴史ある建物や商店が並び当時の雰囲気を感じられる場所ではないでしょうか。

道町通りの場所と今回散策したルート

今回はこの辺りから湯浅駅を目的地にして歩いていきたいと思います。

道町通り周辺の路地や商店街も魅力的なので最後に紹介します。

 

湯浅姓 発祥の町 湯浅ふるさと会

こちらの建物には『湯浅ふるさと会』と書かれた看板。

看板を、よく見ると湯浅姓発祥の町とも書かれている。

湯浅姓の方なら誰でも入れるようですが、現在活動しているかは不明です。

樹定薬局(閉業)

道町通り沿いの建物には、熊野古道の看板がつけられている。

樹定薬局は歴史ある薬局だが、現在は営業していません。

木造三階建の旧万忠金物店

道町通りで一際存在感のある建物『万忠金物店』

大正3年(1914)に建築された木造の三階建。

建設時は湯浅では初の木造三階建だったとされています。

以前は一階部分がシャッターになっていましたが、現在はご覧の通り湯浅の町並みに

マッチした外観となっています。

2025年に国の登録有形文化財に指定されました。

 

こちらは以前は商店で砂糖を扱っていたようです。

 

店頭には、商いの名残を感じさせる砂糖店時代の古い看板も。

風化しつつも、その佇まいにはかつての活気が滲み出ています。

商店街を通る熊野古道

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この辺りは商店が集まり非常に良い雰囲気です。

営業している店は少ないが、昔ながらのレトロな店舗が並ぶ。

人形と衣料のカタヤマ

昔からある商店街では、衣料品を扱う店は根強く営業している。

大洋

こちらも衣料品店。

今見ても斬新なデザイン。当時はかなり注目を集めたのではないでしょうか。

湯浅町観光の休憩所 立石茶屋(旧堀田茶舗)

旧堀田茶屋を改修し、平成19年に町民、来町者が集える休憩所として開設。

立石茶屋では観光案内を行うほか、お茶を出しておもてなしも行っているそう。

2022年10月に国の登録有形文化財に指定されています。

立石茶屋の情報

定休日 水曜日、年末年始

営業時間 午前10時〜午後4時

熊野古道沿いにある石の道標

天保9年に(1838年)に建てられた2.35mの石の道標。

この四角い石の面には、東西南北の方角と『きみゐでら』(紀三井寺)『すぐ熊野道』『いせかうや』(伊勢高野)など巡拝地名が記されている。

写真上は『すぐ熊野道』

写真下は『東→きみゐでら』と書かれている面。

夏の朝の湯浅はなんだか、夏休みにおばあちゃんの家に泊まりに来た感があり

凄く懐かしい気持ちにさせてくれる。

有田醫院

旧有田醫院については調べてみるも情報がなく詳細はわかりません。

正面中央は凝った造りになっており、菱形や半円の装飾が施されている。

外壁材には、このタイプの建物には珍しくトタン貼りで、至る所が錆びています。

建築当初はこんな感じではなく、現在の姿は補修されたものではないだろうか?

もし、詳しい方がいれば教えてほしいです。

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平和食堂

路地にある平和食堂。

現在は営業していませんが、昭和の路地って感じが凄い。

ただこちらも以前に訪れた時とは変わってはきています。

※平和食堂手前の建物がなくなっており、平和食堂の看板がなくなっている。

蔵をイメージした2020年開業の湯浅駅(新駅舎)

湯浅駅と湯浅えき蔵

JR湯浅駅

昔から使われていた旧湯浅駅の隣に新駅舎が完成。

駅に併設された『湯浅えき蔵』には図書館が入っています。

南海和歌山市駅といい、駅に図書館が併設される事が増えてきましたね。

他にも観光交流センターでは、観光案内やレンタサイクルの貸し出しなども

行なっている。

  • 営業時間は9:00〜21:00
  • 定休日は年末年始(12月29日〜1月3日)

築約100年の歴史あるJR湯浅駅(旧駅舎)

旧JR湯浅駅

隣に新しくJR湯浅駅が完成。

本来なら旧駅舎は不要となるのですが、こちらの旧駅舎は大変歴史ある駅舎。

こちらの旧駅舎は1927年(昭和2年)に共用を開始した木造平屋建て。

新駅舎が完成後、JR西日本から湯浅町へと譲渡されたようです。

2021年には湯浅町が『歴史的風致形成建造物』に指定。

2024年には『旧国鉄紀勢西線紀伊湯浅駅本屋』として、国の登録有形文化財に。

湯浅米醤

旧駅舎には『湯浅米醤(ゆあさべいしょう)』が営業しています。

かまどで炊いたご飯で作るおむすびや、醤油だし香るそばなどを提供している。

他にも米ソフトクリームや、あぶりもち、各種スイーツも扱う。

さらにはデッキテラス席からは電車を眺めながら、食事もできるようです。

営業時間 【売店】10:00〜17:00

                   【食堂】11:00〜14:00

定休日   無休

駐車場   あり (向かいにある湯浅町営駐車場2時間無料)

Instagram    @yuasabeishou

少し昔の湯浅駅周辺の記録

改修前の急駅舎

こちらは改修前の旧駅舎で2013年頃の撮影。

この写真は当ブログを見てくれた方から提供していただいた一枚。

こうして見ると改修後の駅舎は凄くおしゃれですが、元の駅舎も悪くはない。

JR湯浅駅前

2017年頃の湯浅駅前。

駅前には喫茶店や、昔ながらの食堂が並び昭和の雰囲気漂う場所でした。

JR湯浅駅前の路地

こちらも駅前にある路地。

現在は一部のみ建物が残り、路地感はなくなってしまったのが寂しい。

旧町役場とレトロな町並み

2014年頃撮影の町役場周辺の写真。

現在は町役場は移転し、周辺の建物も一部解体され月極駐車場、湯浅駅前なぎ広場に姿を変えた。

最後に

熊野古道の静かな宿場町・湯浅。歴史を受け継ぐ建物や通りの風景は、今もそっと旅人を迎えてくれます。

のんびり歩いてこそ見えてくる景色、ぜひ味わってみてください。

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