西御坊駅から新町を散策
和歌山県御坊市にある紀州鉄道に乗って、西御坊駅から新町周辺を散策。
神社や歴史ある町並みを楽しみます。
御坊市とは
御坊市は和歌山県中部に位置する市で、人口21,690人(2025年3月1日現在)で和歌山県内では7位になっています。
かなり魅力ある場所だと思うのですが、白浜や串本なんかに比べるとマイナー感は否めません。
なんとか御坊市の魅力を多くの方に伝わればと思いブログを書いています。
駐車場はあるのか?
こちらに『まちなみの駅ごぼう』があり数は少ないですが無料駐車場があります。
駐車台数は7台(普通自動車4台、軽自動車2台、車椅子使用者用1台)
魅力ある町並みを散策する来訪者のために設置された施設。
JR御坊駅前にコインパーキング
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JR御坊駅前にもコインパーキングがあります。
JR御坊駅から紀州鉄道に乗って寺内町散策してもいいかも。
新町周辺の歴史ある建物を見ながら散策
廻船業を営んだ屋敷や金山寺味噌、醤油の製造元がある。
西御坊駅からだと『まちなみの駅ごぼう』に向かって歩いてください。
この記事で散策したルート
まちなみの駅ごぼうを出発地点にしています。
実際に歩いたルートと少し違う箇所や、目的地の選択に数の制限があったので全てを表示できませんでした。
小竹八幡神社
まず最初に目に入ってくるのが小竹八幡神社。
この辺りは交通量も少なく、静かな場所となっています。
まちなみの駅ごぼうとは目と鼻の先で、一番最初に訪れる事になるでしょう。
御坊の歴史ある町並みを引き立ててくれる小竹八幡神社。
小竹八幡神社より真っ直ぐ東に延びる道が日高港線で八幡筋とも言うようです。
伊勢屋
小竹八幡神社を出て左斜め向かいに高く積まれたブロック塀があります。
こちらは政治家田淵豊吉が生まれた伊勢屋。
伊勢屋南蔵
何も知らずに写真に撮った建物が国登録有形文化財だと気づいたのが、ブログを書いている今でした。
上の写真にも(小竹八幡神社の鳥居から)写っているようにかなり大きな蔵です。
伊勢屋は江戸時代より酒造業を営む家で、昭和62年(1987年)に廃業しているようだ。
南蔵は大正期の建物とされています。
南蔵とあるように、北蔵もありますが見る事はできませんでした
上の写真でも大きな蔵だとわかりますが、こうして見ると一段と大きさがわかってもらえるかと。
巽邸
戦前に建てられた木造二階建。
純和風な建物に洋風の建物がドッキングした感じ。
塀の門柱なんかも凝った造りになっている。
個人的にこの和洋折衷な雰囲気はとても好きです。
野尻醤油醸造元
小竹八幡神社の鳥居からまっすぐ歩いてくると、こちらの野尻醤油醸造元が角にあります。
和歌山で醤油と言えば湯浅がでてきますが、こちら御坊の醤油も人気です。
野尻醤油醸造元から県道176号を左折していきます。
写真の一番奥に見えるのが野尻醤油醸造元。
この辺りも元商店であったであろう建物が多く目につく。
古い看板で文字が色褪せてしまい、なんで書いてあるのかわかりにくいですが、青果店だと思います。
Merryさん
御薗橋(茶免橋)すぐの場所にある雑貨&カフェのMerryさん。
窓から見える雑貨は楽しそうなものばかりでした。
ただ現在は臨時休業中のようです。
次は御薗橋(茶免橋)を渡らず左折して、下川沿いに小竹八幡神社がある方向に戻っていきます。
オダレが映える民家
オダレとは
御坊寺内町マップに、オダレが映える民家っと書いてありますが、どれのことだろう?
調べてみるとオダレとは、軒先の雨除け板、出格子など、この地方の古い町家の形式らしあた。
見た感じそのような特徴は見えないようだが‥
まぁそれを抜きにしても、ここの雰囲気は大好きですけどね。
もちろん川沿いの細い道を歩いていきます。
寺内町MAPのオダレが映える民家って、この家の事ですね!
軒下にオダレがついていました。
下川に架かる小さな橋と路地 薗家住宅片塀
下川沿いの細道を歩いていくと、小さな橋があります。
橋の欄干は細い鉄製?で作られており、ほぼ欄干の役目を果たさなそう。
でもまわりの建物と相まって素敵な景色に。
ちなみに右側の黒い壁なんですが、薗家住宅片塀で国登録有形文化財になっています。
次はこの橋を渡り、細い路地を進みます。
この建物についている街灯が以前はたしか丸い笠の電灯だったような気がします。
初めて来た時、凄くテンション上がったのを覚えています。
もしかしたらPC内には残ってるかも。
※丸い笠じゃなくて、昔の細長い電灯でした‥
新町通り
笹野家住宅
笹野家住宅は平成30年5月に国登録の有形文化財に登録されました。
以前は蔵が古く傷んでいましたが、知らないうちに綺麗に漆喰が塗り直されていました。
真っ白になって美しいです。
路地に隠れた美しいレンガ塀
笹野家住宅に向かって左側の路地には、これはまた貴重なレンガ塀が残っています。
これは一見の価値ありかと。
レンガ塀の天端には瓦が葺かれているのが珍しい。
こちらのレンガ塀は寺内町マップにも記載されています。
薗家住宅(国登録有形文化財)
薗家住宅の建設年代は江戸末期や大正後期。
主屋、人形蔵、離れ、西土蔵、東土蔵、南土蔵、片塀が登録されています。
かつて廻船業を営んでいた商家の住宅。
これまた大きな敷地にたくさんの歴史ある建物があるようです。
一度見学させていただきたいです。
新町通りは交通量も少なく、静かでゆっくり散策できます。
このような路地も多く何度来ても飽きません。
三ツ星醤油醸造元 堀河屋野村
こちらも醤油や金山寺味噌を販売している堀河屋。
堀河屋の建物も国の有形文化財に登録されています。
軒が低くさ、出格子、木部に塗られたベンガラが特徴的な建物。
ここまで来るともうすぐ最初に紹介した小竹八幡神社です。
何ヶ所か写真を撮り忘れた場所かあるので、また撮り次第追記します。
これでクルッと周ってきました。
こちらも伊勢屋さんの建物になります。
最後にもう1ヶ所行きたい場所があるので向かいます。
日の出紡績のレンガ壁
寄り道のお目当はこちら、日の出紡績のレンガ壁。
創業は大正2年(1913)
日高地方の産業革命の先駆けになったそうです。
現在は200mのレンガ塀が残るのみとなりました。
今後も大切に保存していただきたいですね。
日の出紡績のレンガ壁の場所
まちなみの駅ごぼうの近くなので忘れずに立ち寄りたい場所です。
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