明神の潜水橋|和歌山・古座川に残る貴重な沈下橋

和歌山の清流『古座川』沿いの、県道38号すさみ古座線を走っていると、左側に見えるアルファベットのTが並んだような橋が『明神の潜水橋』
古座川町に来たら、必ず訪れたいスポットの一つである。

和歌山県古座川町にある全長約90m・幅1.5mの潜水橋。南紀熊野ジオパークにも登録されています。県内に残る潜水橋は、富田川の畑山橋・山王橋と、この明神の潜水橋だけです。
2006年6月の大雨で橋脚が流されましたが、2009年3月に地元の方々の強い要望で復旧しました。
富田川の潜水橋はこちら
明神の潜水橋の場所
明神の潜水橋は非常にわかりにくい場所にあります。
特に案内標識があるわけでもなく、車で走っていると気づかずに通りすぎてしまいます。
明神の潜水橋の駐車場
駐車場は『みんなの店』の駐車場が利用できます。
潜水橋までは400mほど離れていますが、駐車場があるだけで安心です。
みんなの店の情報

県道38号沿いにある町内の農家の方が育てた商品が並ぶ直売所である。
営業時間は13:00〜17:00
定休日 水曜日、お盆、正月
TEL 0735-78-0234
駐車場は10台。
潜水橋とは?

潜水橋は、普通の橋よりもずっと低い位置に架けられた橋です。普段は普通に歩いたり車で通ったりできますが、川が増水すると橋全体が水の下に沈んでしまいます。
一番の特徴は欄干(手すり)がないことです。これには重要な理由があります。
1.水の抵抗を減らす
・増水時に橋が水没しても、欄干に流木やゴミが引っかからない。
・水がスムーズに流れるので橋にかかる負担が軽くなる。
2.橋を守るため
・普通の橋だと増水時に欄干が水の抵抗を受けて橋が壊れやすい。
・潜水橋なら水に沈んでも橋本体は無事。
呼び方も色々
地域によって呼び方が違います:
• 沈下橋(四万十川で有名)
• 潜り橋
• 冠水橋
• 沈み橋
明神の潜水橋の特徴

明神の潜水橋の橋脚は鉄柱?が使用されています。
これは四万十川に架かる佐田沈下橋などと同じ造りですね。
以前に紹介した上富田町の潜水橋はコンクリートの橋脚でした。
こちらの方が細いので、より流木やゴミが引っかかりにくい気がします。

明神の潜水橋の幅が1.5mなのは、かなり狭いです。
四万十川に架かる沈下橋の幅を調べてみると、だいたい3.1m〜4.4mあります。
※仲間橋(四万十川)は1.5mのようだ。
となると、半分ほどの幅しかないんです。
ちなみに上流川の側面には鉄が巻かれている。
これは上流から流れてくる流木などから、橋を守るためのものらしい。
明神の潜水橋を歩いてみる。

潜水橋を渡るにはここを通ります。
両側に草木が生い茂っているので、少し鬱蒼とした感じ。
奥に見えるのが古座川の潜水橋です。

鬱蒼とした場所を抜けると、いっきに視界が開け潜水橋と古座川の大自然がお出迎え。
以前、冬に訪れた時は一面茶色でしたが、やはり夏に訪れたい場所ですね!
潜水橋を歩いて見るとこんな感じ
帰り際に動画を撮ってみようと、少しだけですが撮影しました。
こんな感じだよってわかってもらえれば嬉しいです。
結構高い場所だし、水の流れも早いしで欄干がないとやはり怖い。
橋の下に降りるには

やはり川があれば少しでも遊びたい、橋の下から撮影したいって方。
大丈夫です。
橋を渡り切った所から下に降りていけます。
ただこちらも足元が悪いので、歩きやすい靴で気をつけて歩いてください。

和歌山の清流『古座川』と潜水橋。
足を川に入れて座ってみると、夏の暑さも吹き飛びます。
川の浅瀬には小さな魚やエビが泳いでおり子供も楽しめます。

最後に

和歌山県古座川町にある明神の潜水橋は、欄干のない独特な構造と、自然の中にひっそり佇む姿が魅力です。
県内にわずか3つしか残っていない貴重な潜水橋で、四季折々の景観も楽しめます。
- 幅1.5mの細い橋は歩くだけでもスリル満点
- 駐車場は「みんなの店」を利用可能(橋まで約400m)
- 橋の下にも降りられるが足元注意
観光客で混雑することも少なく、静かに自然を感じられるスポットです。
古座川観光の際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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